2011年8月29日「くれふしの里古墳公園 はに丸タワー」

水戸市内原地区の北部丘陵地帯は県内でも有数の古墳密集地。

全部で16基の古墳で構成されている「牛伏古墳群」は現在、「くれふしの里古墳公園」として楽しく遊びながら古墳について学ぶことができる公園となっています。

この公園内に、杉崎地区のコロニー古墳群から発掘された埴輪をモチーフにして作られた展望台「はに丸タワー」があり、17.3mの高さから公園内を見下ろすことができます。

なんだかとっても可愛いタワー「はに丸タワー」に会いにさっそく茨城県水戸市にやってきました!!


くれふしの里 古墳公園に到着です!!

「おーいはに丸」のひんべえみたいなのがいる!!!


くれふしの里 古墳公園の案内板にしっかりと公園の説明が書かれています。

-------------------------------------------------------------------

 茨城県の水戸市牛伏町近辺の北部丘陵には多数の古墳が存在しており、県内でも有数の古墳密集地域です。「くれふしの里」の名称は、一般から公募されました。

「常陸国風土記」那賀郡の条にみえる晡時臥山の神婚説話に由来します。古墳群の正式名称は「牛伏古墳群」です。

 牛伏古墳群は、標高55~63mの丘陵性台地先端付近の300×200mの範囲を占め、前方後円墳6墓、帆立貝形前方後円墳1墓、円墳9墓で構成されており、ごく狭い範囲に多数の前方後円墳が集中する特異な古墳群として注目されます。とりわけ古墳群の東側は前方後円墳のみで占められており、前方後円墳密度の高さが牛伏古墳群の特徴といえます。なお、牛伏古墳群には含まれないものの、南約300mに全長80mの規模をもつ舟塚古墳を含む3墓の古墳が存在することは、両古墳群の深い関係を示唆します。

 牛伏古墳群の墳丘規模は、60m(17号墳)、52m(4号墳)、40m以上(2,3号墳)、30m以上(6,9号墳)20m以上(1,5,10号墳)、20m以下(その他)に類別でき、すべての前方後円墳が28m以上の規模を有します。円墳では径28mの規模をもつ5号墳が最大です。

 牛伏古墳群の築造年代に関して、正式な発掘調査が4号墳に限定されたため、正確な時期や構築の順序ははっきりしません。公園整備に伴う伐採・清掃作業によって、複数の古墳(1~4,6,7,16号墳)から埴輪が採集されましたが、他の古墳では時期決定の根拠となる遺物は採集されていません。年代推定の判断材料となる横穴式石室は3,4号墳で確認されました。

 測量図や墳丘形態、採集遺物から判断すると、西端に位置する17号墳(お富士様古墳)が最初に築かれ、その後、6世紀松葉までの約200年間にわたって墓地が営まれたようです。

 初期の古墳は西側から台地中央部・緑部にかけて築かれました。それは、6,7,16号墳採集の埴輪が比較的古い形態をもつ事実とも符号します。一方、東側に集中する全長44m以上の前方後円墳3墓(2~4号墳)から採集された埴輪は新しい特徴を示しており、埴輪祭紀が盛行・終焉へとむかう6世紀後半を中心に継続して構築されたと考えられます。

 古墳公園として左図下半に示した範囲が整備されました。

------------------------------------------------------------------


はに丸タワーに行ってみると、はに丸タワーのご案内という案内板があります。

------------------------------------------------------------------

この「はに丸タワー」は、杉崎地区のコロニー古墳群から出土した埴輪(はにわ)を基に作成しました。高さが17.3メートルあり、日本一の埴輪です。屋上は展望スペースとなっており、園内の古墳や朝房山(あさぼうやま)、遠く筑波山などがよく見えます。「はに丸タワー」の中には、希望のはにわ、メロディーサウンド、サウンドパイプといった遊びがありますので、楽しんでいって下さい。

------------------------------------------------------------------

ということで、日本一の埴輪です!!日本一!!!!!!!

そして、この案内板によると、避雷針に触るとなんか黄色い生き物になっちゃうみたいなので気を付けないといけないですね。


はに丸タワーの階段を上っていくと、どーーーーんとこんな顔が現れます。

これが「希望のはにわ」です。

「はにわの口に手を入れてごらん。古代から宇宙からのメッセージが君に届くよ」と書かれていましたが、古代から宇宙のメッセージは私には届きませんでした。。。


屋上の展望スペースに到着です!

一面緑!!とっても目に優しい風景が広がっています!!


展望スペースにはまたもや注意の案内板!!

何があっても避雷針には触りたくないですね。。。。。。

黄色い生き物になりたくないし。。。


どうだ!すごいだろー!!

と言わんばかりのはに丸タワー。

なんだかとっても愛らしい、そんなタワーです。

しかし、茨城県には日本一大きな埴輪に、日本一大きな獅子舞に、日本一大きな毘沙門天像に、日本一(いや世界一)大きな大仏に、日本一(いや世界一)大きな花瓶があったりと意外と巨大王国だったりして面白い県だったりします。



くれふしの里古墳公園 はに丸タワー

高さ:17.3m 展望室の高さ:--m

【場所】

茨城県水戸市牛伏町201番地-2

【アクセス】

JR常磐線内原駅から徒歩約40分

JR常磐線水戸駅から茨城交通バス(大足-赤塚駅-水戸駅系統)で「大足」下車 徒歩21分

【入館料】

無料

【オープン日】

1998年(平成10年)4月