2016年4月23日「松見公園展望塔」

私が松見公園を訪れるのは今回が3回目。

1回目(2013年03月16日)は防護柵破損のため展望塔が立ち入り禁止で入れず、2回目(2013年09月07日)は展望塔の営業は再開しましたが屋上はまだ入れず、今回3回目にしてやっと屋上も含めて松見公園展望塔からの景色を見ることが出来ました。


松見公園に到着です。栓抜きのような独特な形のタワーがお出迎えしてくれます。


タワーの足元にはレストハウスがあります。

このレストハウスで親子が鯉のエサを買っていく姿をよく見ます。

公園の池には大きな鯉がたくさんいてめちゃくちゃ元気です。


そして展望塔の窓口があります。

この窓口でチケットを購入して展望塔へと向かいます。

というわけで「大人チケット一枚くださーい!!」


展望塔の入り口には柱に

「展望塔は有料です。入場券を窓口でお求めください。」

の張り紙があります。


そして柱を抜けても

「展望塔は有料です。入場券を窓口でお求めください。」

の文字がぶら下がっています。

入場券を買わずに通ろうとする人がたくさんいるんですね。。。


入口の脇には定礎もあります。

「国土庁長官 金丸信 昭和51年5月」

この松見公園があるつくば市は「筑波研究学園都市」という国家プロジェクトの一環で整備され、当時、金丸信氏が国土庁長官だった昭和51(1976)年5月に完成し、6月1日に開園しました。


それではエレベーターに乗り込みましょう。

エレベーターは9人乗りだそうですよ。


エレベーターが停止するのは1階と2階とR階です。


エレベーター内には「松見公園マメ知識」が貼られています。

・住所 つくば市天久保1-4

・建設年数 昭和50年~昭和53年

・公園面積 38,300㎡

・展望台の高さ 45m

・池の面積 7,400㎡

・池の深さ 0.6m

・鯉の数 たくさん…



R階に到着しました、が目の前には階段があります。

ここがR階となっていますが、屋上ではなく、ここからさらに階段を上って屋上へと向かいます。

前回来た時にはこの階段が封鎖されていて、屋上へ行くことができませんでした。


階段を上がっていくと一旦外の踊り場に到着します。


さらに階段を上ると展望室屋上へ到着です。


展望室屋上は360度ぐるりと通路がありますが、人がすれ違うのがやっとくらいの広さです。

展望室屋上の真ん中は一段高くなっていて、コンクリートの壁があります。


展望室屋上の真ん中にある一段高くなった場所からコンクリートの壁越しに景色をみてみましょう。

こちらは南西側です。


反対の北東側です。

両側に2ヵ所に踊り場からの階段があります。

それでは展望室屋上からフェンスに近づいて景色をみてみましょう!


まずは南東方面。

こちら側につくばエキスポセンターのロケットが見えます。

目の前は松見公園の池が見下ろせ、その奥は筑波学院大学です。


北東側です。

真ん中に見えるちょっと派手な建物は「ビックエコーinモナコ店」だそうです。

なんでモナコ店なんでしょうか。。


北西側には筑波山が見えます。

目の前の建物は筑波メディカルセンター病院です。


南西側です。

目の前は駐車場。この方面の向こうに常総市があります。


それでは階段を下りましょう。


踊り場に到着です。

展望台から少し出っ張った所を中から撮影してみました。

手前からフェンスが設置されているので、この出っ張りには立てません。


さらに階段を下りましょう。


階段はなかなか薄暗いです。


凹凸の凹の字を逆さにしたような吹き抜けの窓からの光が階段内を照らしています。


エレベーター乗り場がある「R階」まで戻ってきました。

こちらは左右に扉があり、その先の展望室から景色を見ることが出来ます。

まずは北東側から行ってみましょう。


まず目に入るのがこの大きな壁画。


この壁画の説明シールが貼られていました。

「この壁画は、天界から天女たちが天楽をかなで、舞いおりてくる門を表しています。朱門とよばれています。」

ということだそうです。

北西、南東側はガラス越しからの眺望となります。

ガラスにはこのように見える景色の説明が貼られていました。


南西側の展望室にも行ってみましょう。

こちらも大きな壁画があります。


「この壁画は、天界から天女たちが天楽をかなで、舞いおりてくる門を表しています。青門とよばれています。」

ということで、こちらは青門です。


北西、南東側の展望を楽しむなら屋上からの方がキレイに景色を見ることができますね。

屋上に行くことが出来て良かった!!!


上を見てみましょう。

フェンスが張り巡らされているのが踊り場、その上が展望室屋上です。


そろそろ展望室を後にしましょうか。


帰りは階段を使って下まで降りてみましょう。

階段の踊り場には階数表示があります。


階段には所々にこのような細長い窓があります。


階段も左右にしっかりとフェンスがあります。


階段を下りていくと徐々に階段と壁の隙間が大きくなっていきます。

かなり下まで降りてきたところで上を見てみると、展望塔が上に向かって徐々に細くなっていっている形状を実感することができます。


階段には凹凸の凸の字を逆さにしたような形の窓もあります。


2階に到着です。2階にもエレベーター乗り場はありますが、エレベーターボタンはテープで塞がれてしまっていました。


1階まで到着です。

上を見上げてみると幅のある下の部分は吹き抜けになっていて、途中から階段になっています。


この展望塔を含め松見公園全体の設計したのは、あの今は亡きエキスポタワーも手掛けられた、菊竹清訓氏。

日本を代表する建築家の作品ということで、これからも大切に保存していってほしい展望塔です。

ちなみに菊竹清訓氏がこの他に手掛けた展望施設は、めかりパーキングエリア展望デッキ、火の山公園山頂展望施設があります。

そして展望施設ではないですが、展望レストランがある境港マリーナホテルも菊竹清訓氏が設計されています。


つくばの発展を見続けている松見公園展望塔。

展望塔には私以外にも家族連れが景色を楽しみ、公園は家族の笑い声が響いていて、とても穏やかな時間が流れていました。




松見公園展望塔

高さ:45m 展望室の高さ:--m

【場所】

茨城県つくば市天久保1-4

【アクセス】

TXつくば駅から徒歩16分

TXつくば駅/つくばセンターバスターミナルから関東鉄道バス(「筑波大学循環右回り」または「左回り」)で「筑波メディカルセンター前」下車 徒歩約3分。

JR常磐線土浦駅からら関東鉄道バス(「筑波大学中央」行き)で「筑波メディカルセンター前」下車 徒歩約3分。

東京駅八重洲南口バスターミナルからJRバス(つくばセンター・筑波大学方面)で「筑波大学病院」下車 徒歩約6分。

【入館料】

大人100円

小人(6歳以上12歳未満)50円

【オープン日】

1976年(昭和51年)6月1日